妊活をしているのになかなか妊娠できない方

  1. ホーム
  2. 診療科目
  3. 妊活をしているのになかなか妊娠できない方

あなたが「どうしてなかなか妊娠しないんだろう」「そろそろ、どこかの医院、病院にかかった方がいいのでは」と考えていたら、ぜひ読み進んで下さい。

私たちは不妊カップル?
「もう3ヶ月も避妊をしていないのに、なぜ妊娠しないのだろう」と思うカップルがいる一方で、「一緒に住むようになって、まだ2年だから」と思うカップルもあります。
避妊をしないで1年間妊娠しないときは、そろそろ検査をはじめたほうがよいと思われます。
もし、女性の生理が1年に数回しか来ない時、セックスのうまくいかないカップル(御年齢に不安のある方)は、もう少し早く診察を受けたほうがよいかもしれません。
どんな検査をするのですか?
女性では、子宮のかたちに問題はないか、卵管が通っているかなどを見るため、超音波にて通水検査もしくは子宮卵管造影というレントゲン検査をします。
また、排卵があるか明らかにするため、超音波検査や血液ホルモンの検査も行います。
男性側では精液検査によって、精子が十分あるかどうかなどを調べます。
これらの検査は、月経周期の時期によって、できるものとできないものがあるため、ふつう一度におこなうことは困難です。
なかなか妊娠しない時、女性と男性のどちらかに、または双方に原因があることがあります。したがって、カップル両者の検査をすることが必要です。
どんな治療をするのですか?
不妊は、原因によって、治療が違います。また、原因がはっきりしないこともしばしばあります。
通院して、卵巣を超音波で観察して、性交のタイミングをあわせるだけで、うまくいくカップルもあります。
一方で、排卵誘発、人工授精、体外受精などの治療を必要とするカップルもあります。
治療の方針は、きちんとした検査の後で、はじめて決めることができます。よくお話を聞いて、納得してから治療を受けるようにしましょう。
どのくらい通うのでしょう?
検査や治療の内容によっては、一回の月経周期の間に、複数回通院する必要がでてくることもあります。ですから、住所や職場の場所、交通機関や所要時間のことも考えて、通院する施設を決める必要があります。
健康保険は使えるのでしょうか?
健康保険の使える範囲は、医院、病院により多少違いがあります。通常の不妊検査、治療は保険診療で行なっているところが多いようです。
人工授精、体外受精などは、健康保険の対象となっていないため、全額自費負担となります。
女性の年齢と妊娠は関係がありますか
年齢を重ねると妊よう性(妊娠する力)が低下するといわれています。
また、20歳代の女性と比べ、35歳以降の女性の不育症の割合や流産率が2倍以上に高まるというデータもあります。
不育症とは、2回以上の早産、死産、あるいは、早期新生児死亡の既往がある場合のことです。
子どもが欲しいと思って、なかなか妊娠しない、出産まで至らないと悩んでいる方は決して少なくありません。
不安な方は、早めにご相談ください。

診療科目